離婚

離婚協議で自分の要求を通しやすくするコツ3選

どうも、おれんじです🍊

このブログは、離婚、転職、大規模な断捨離を経験し、今は必要最小限の所持品で一人暮らしをしている30代男性「おれんじ」が、「今を変えたいけれど変えられずに困っている」という同年代の人を応援できるような内容す。

「これを読めば自分もやりたいことができるようになる!」という記事をお届けするために、まずは習慣化をがんばっています。

離婚の協議をすると、どうしてもお互いの主張が衝突してまとまらない事が多いです。

財産、住居、養育費など、離婚の条件はすべて重要なことばかりなので、意見を通して少しでも自分を有利に(あるいは相手が不利になるように)したいと思うのではないでしょうか。

協議中の人A

なんで相手はこっちの主張が理解できないんだ?

協議中の人B

明らかに正しいことを言っているはずなのに…

その気持ち、わかります。

自分が正しいと思っているのは相手も同じなので、結果的にお互いが自分の正義を押し付け合う形になります。

そんな時こそ、相手の事も理解する心がけが大事です。

今回は協議において自分の要求を通しやすくするコツについて、私の経験を元に解説します。

離婚協議中の人や、これから調停を考えている人にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

離婚協議で自分の要求を通しやすくするコツ3選

以下の3点をおさえれば、結果的に自分の要求を通しやすくなります。

  1. 感情と事実は分けて考える
  2. 常に第三者がいるつもりで話す
  3. 相手を理解し、妥協点を提示する

感情と事実は分けて考える

「養育費は一般的な収入の人は◯○万円」

「財産分与は資産を均等に分与すること」

「夫は私に暴力を振るったことがある」

といった、数字や決まりごと、過去に起きたことに関するものが事実で、

「相手から明確な返事がなくてイライラする」

「養育費が3万円しかもらえないのは嫌だ」

という、欲や好みに関するものは感情です。

これらが混ざったまま自分の主張を通そうとしてもうまくいきません。

お互いの妥協点を探る事が前提ですが、自分のこととなるとどうしても感情が入ってしまい、相手に譲りたくないという気持ちが強くなります。

その気持ちのまま感情的な言葉を使うと相手も感情的になるので、結果的にただのケンカになってしまいます。

感情は、話し合いには不要です。

もちろん感情があるからこそ主張が出てくるのですが、協議で決めるべきことは条件の中身ですので、事実を決めていかなければなりません。

自分の発言に感情的な言葉が含まれていないか、今一度見直してみましょう。

どうしてもケンカ腰になってしまう人は、LINEやメールなどの文字ベースでやりとりすることをおすすめします。

文章を書くときは自然と論理的になるので、感情がおさえられます。

また、やりとりを文字で残しておくことで「言った・言わない」の水掛け論を予防できますし、うかつな発言をしなくなるというメリットもあります。

話し合いの時には、何を目的として、どんな手段で決めていくかを最初に設定しておくとスムーズに進みやすくなるのでおすすめです。

常に第三者がいるつもりで話す

立会人がいるつもりで言葉を選んでみましょう。

夫婦だけで話し合うと、他者の目がないので感情的になりやすいです。

これは自分ひとりだと仕事をサボりがちになってしまう心理と同じではないでしょうか。

つまり、第三者がいない場所と比べると、当事者だけの場は理性が弱くなるのです。

理性が弱くなると感情が出てきやすくなるので、どうしても気持ちのぶつけ合いになります。

信頼できない相手との話し合いほどもめるものはありません。

パートナーだけでなく、日常での人付き合いにもあてはまるのではないでしょうか。

価値観が違う人とどうやって折り合いをつけていくかは、人間関係の一生のテーマだと感じられるほど深刻な問題です。

国が調停という制度を設けたのも、第三者をはさむことで論理的な話し合いができるためと考えれば納得がいきます。

自分とパートナーしかいない場所でも、協議の時には「常に立ち会い人が自分たちの言葉を聞いている」という意識を持ちましょう。

感情がおさえられるので、建設的な話し合いがしやすくなります。

相手を理解し、妥協点を提示する

どんな話し合いでも、自分の意見を通す前には相手の主張を理解しなければいけません。

一方的に自分の主張を通すだけではただのわがままです。

わがままが発動する典型的な場面といえば親子の買い物ですが、おもちゃを買って欲しい子供とそれを阻止したい親の攻防は、実は感情的に協議をする夫婦と共通点が多いです。

・親子の買い物

子供「このおもちゃ買って!」

親「ダメ。」

子供「なんで?」

親「高いし今いらないから」

子供「イヤ!買って買って!」

親「ダメったらダメ!」

→もめる

・感情的に協議をする夫婦

妻「私がいつも子供をみてたんだから、親権は私!」

夫「いや、俺が親権を持たないとダメだ」

妻「なんでそうなるの?あなたなんて全然面倒見てこなかったじゃない」

夫「子供はお前に暴力を振るわれて今後も危ないから任せられない」

妻「子供と離れるなんて嫌!」

夫「うるさい!子供のためなんだから納得しろ」

→ケンカ

この例の共通点は以下のとおりです。

・相手の気持ちを理解していない

・お互いに歩み寄ろうとしない(妥協点を見つけようとしない)

・どちらも無理やり主張を通そうとしている

子供と話すのとパートナーと協議するという違いこそあるものの、本質的には話し合いをしているので、そこには解決というゴールがなければお互いの主張は止まりません。

おもちゃを買って欲しい子供をなだめるには、まず子供の気持ちを理解し、「じゃぁ、代わりにこのお菓子にするのはどう?」と妥協点を提示し、解決に導く交渉力が必要です。

離婚協議も同様で、合意というゴールにたどりつかなければいつまでも終わらないため、まずは相手の気持ちを理解し、お互いが妥協できる条件を見つけようとする努力が必要です

余談ですが、この文章を書きながら、自分が2年前にした協議の内容を振り返ってみました。

その時は感情的ではなかったものの、相手を理解するという意識が足りなかったと今更ながら痛感しています。

やはり、自分の通したいものは譲りにくいですね。

お金が絡むと尚更です。

どうやって自分の要求を通すか

感情と事実を分けて考え、常に第三者がいるつもりで話し、相手の気持ちを理解して妥協点を提示するだけでは自分が通したい要求はせいぜい50%くらいしか受け入れられないでしょう。

残念ながら、話し合いにおいて自分の主張を100%通すのはほぼ不可能です。

なぜなら相手にも主張があり、双方の条件を両立させることはできないからです。

資産は均等な分与が原則ですし、親権はどちらかしか持てないので選ぶしかありません。

こういった場合は、妥協点を提示する際、自分が絶対に譲れない点だけにこだわるのが得策でしょう。

つまり、こだわりたい点を絞り、それ以外は譲るという考え方です。

これはもはや協議ではなく取引ですが、「Aを譲る代わりにBの条件をつける」というやりかたは、話し合いを解決に導く有効な手段のひとつです。

例えば、親権でもめていて、子供の身の安全にこだわりたい夫なら「親権を妻に譲る代わりに子供に暴力は振るわないという一文を協議書に明記してもらう」という取引が有効です。

もちろんこれで暴力が完全に阻止できるわけではないですし、親権が妻ではなく夫にある方が安全でしょう。

ただし、妻が親権を強く主張している状況で子供の身の安全にこだわるのであれば、どこかで折り合いをつけなければいけません。

夫に親権がなくても、定期的に面会ができるようにしたり、子供から夫にいつでも連絡ができる体制を認めてもらうことなどでフォローができます。

数字では測れないもののためあくまで目安ですが、妥協しつつもフォローの条件を入れることで、最終的な要求は70%くらいは通せるようになるのではないでしょうか。

離婚協議だけでなく、日常的な話し合いの場でも解決を目指したいことがある時はこの方法を試してみましょう。

協議が平行線なら調停がおすすめ

毎日のようにストレスを抱えながら嫌な相手と話し合いを続けるのは苦痛でしかありません。

2、3ヶ月協議を続けても折り合いがつかないようであれば、離婚調停を検討しましょう。

だからといって3ヶ月目にすぐ調停を申し立てる必要はなく、あくまで当事者のどちらかが調停を必要としたタイミングで良いと思います。

私は、まるまる1年間協議をした上で調停に踏み切りました。

なるべく協議だけで離婚を成立させたいという思いはあったものの、効率を考えたら調停の方が圧倒的に良かったです。

先述の「第三者がいるつもりで話す」が実現できますし、法律のプロがお互いの意見を聞いた上で妥協点を提示してくれるため、法律に詳しくない当事者が感情を押し付け合うよりもスムーズに話し合いが進行します。

ちなみに私の場合は、申し立ててから合意(離婚成立)まで約6ヶ月でした。

時間を比べると、協議していた時の半分の期間で解決したということになります。

その間、調停が行われたのは5回で、毎回必ず離婚条件の何かしらの項目は進展か解決していました。

毎日のように協議をしていた時よりも離婚の事に気持ちを支配される時間が減ったので、明らかにストレスが減りました。

協議が難航している人には本当におすすめです。

離婚調停についてのメリットや特徴は過去の記事で解説していますので、実際の流れや費用について気になる方はぜひこちらもご覧ください。

まとめ

離婚協議はなるべくなら行わず、離婚届を提出するだけで済ませたいところですが、現実はそうもいきません。

離婚をした後の財産や親権はもちろん、実際に離婚した後は物の所有権をどちらにするかまでひととおり決めなければいけないため、条件の面でもめていては新しい生活は一向にイメージできないでしょう。

協議の際は少しでも衝突を減らすために、先ほど解説した以下の点を意識してみましょう。

  1. 感情と事実は分けて考える
  2. 常に第三者がいるつもりで話す
  3. 相手を理解し、妥協点を提示する

そして、どうしても譲れない点を絞り、それ以外を相手に譲る考え方が大事です。

これらを実践しても解決できない場合は、離婚調停を検討しましょう。

初期費用2,650円でプロに協力を要請できます。

家庭裁判所に通う手間は増えますが、自分ですべて考えて決めていく手間やストレスが減ることを考えればコスパはかなり良いのではないでしょうか。

揉め事が早く解決すれば、それだけ早く新しい生活をスタートさせられます。

自分が置かれている状況や相手の事情も踏まえて、よりよい選択をしていきましょう。

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