どうも、おれんじです🍊
このブログは、離婚、転職、引っ越しを経験し、今は必要最小限の所持品だけで一人暮らしをしている30代男性「おれんじ」が、「今を変えたいけれど変えられずに困っている」という同年代の人を応援できるような内容にしていく予定です。
「これを読めば自分もやりたいことができるようになる!」という記事をお届けするために、まずは習慣化をがんばっています。
今回は、1時間の価値について自分なりに考えてみました。
みなさんは、1時間にはいくらの価値を感じるでしょうか。
バイトやパートなら時給が決まっているので目安になりですが、正社員は時給換算はなかなかしにくいかと思います。
ただ、時給=時間単価ではないので注意しましょう。
え?どういうこと??
そういう方のために、時間単価の正しい計算方法についても解説します。
単に時間単価だけではなく、時間の使い方を考えるお話です。
自分の時間単価は何円なのか?
時間とお金の感覚に関するものとして、とても興味深い記事を見つけたのでご紹介します。
「セイコー時間白書2022」という、時間とお金についての意識調査を行なったものでは、以下のような結果が出ています。
「セイコー時間白書2022」自分の1時間の価格
(回答者に「自分の時間の価値を値付けしてもらった」という内容)
- オンタイム(仕事や家事):1時間 4,983円
- オフタイム(プライベート):1時間 13,639円
引用元:セイコー時間白書2022
調査対象:全国の10代~60代の男女1,200人
(男女各600人 各年代別に男女各100人ずつ 10代は15歳以上)
つまり、仕事や家事は1時間あたり約5,000円、自分の自由な時間では約14,000円の価値があると判断されているわけです。
いかがでしょう。
みなさんの感覚に近いでしょうか。
バイトやパートでよく使われるものに「時給」がありますが、今の日本ではとても時給5,000円なんて大金を出せる企業はないでしょう。
正社員でも時給換算したらだいたい2,000〜3,000円くらいではないかと思います。
日本の最低賃金が1,113円(2023年度、東京都の場合)という事実を踏まえると、企業が払う賃金と個人が考える金銭的な価値には大きな違いがあるといえます。
ただ賃金は実際に払うもので、アンケート結果は個人のイメージなのでそもそも比べられないものなのですが、こうして数字で考えてみると思っているより賃金は安いと感じませんか。(まぁ、実際に安いんですが。
自分の時間単価がいくらなのか把握していない方は、これを機に一度数字で把握してみてください。
具体的に見えるようになるといろんな気づきがありますよ。
時間単価=時給ではない
ここで、時間単価の正確な計算方法についてお伝えします。
実は、時給の金額をそのまま自分の時間単価として考えるのは間違いなんです。
その理由については、この動画でわかりやすく解説されています。
引用元:リベラルアーツ大学
お金持ちになる時間単価の考え方【人生論】:(アニメ動画)第248回
この動画では、時間単価の計算方法についてこう述べています。
【時間単価の計算式】
時間単価=給与➗(労働時間+通勤時間)
・給与…毎月支払われる平均給与(残業代、手当込み)
・労働時間…月の平均時間(残業、準備、通勤の時間を含む)
例1)給与が30万円で労働+通勤時間が月200時間の場合
30万円➗200時間=1,500円
200時間の内訳
・労働時間:160時間(8時間/日×20日)
・通勤時間:40時間(往復2時間×20日)
例2)給与が30万円で労働+通勤時間が月163.3時間の場合
30万円➗163.3時間≒1,830円
163.3時間の内訳
・労働時間:160時間(8時間/日×20日)
・通勤時間:3.3時間(往復10分/日×20日)
この比較の要点は「通勤時間が短くなると時間単価が高くなる」ということです。
同じ会社で同じ給与をもらっている人たちでも、通勤や準備にかかる時間が違えば当然時間単価が変わってきます。
単純に給与の数字を見るのではなく、1時間あたりいくらの価値があるのかについて理解しておくことが、生活のあらゆる場面で活きてきます。
次で実際に役立つ場面をご紹介します。
時間単価と比較して「割りに合う生活」をしよう
これもリベ大の動画で解説されている事ですが、「隣のスーパーまで自転車を30分走らせて50円安いたまごを買う」というのは、実は節約術でありがちな残念なパターンです。
考え方の基本としては、時間単価と「時間単価×行動にかける時間」を比較することです。
仮に自分の時間単価が500円だとすると、30分(=0.5時間)の価値は500円×30分=250円です。
つまり、30分を移動に使ってしまうと、それだけで250円分の価値を失ってしまうことになります。
実際に働いているわけじゃないんだから、価値は発生しないんじゃないの?
と思いますが、これはあくまで数字上の話です。
たしかに実際に給料が発生するわけではないですが、時間単価は「1時間で稼ぐことができる金額」なので、その逆は「1時間働かなければその金額を得る機会を失う」ということになります。
この考え方をベースにすれば、買い物で30分移動する=時間単価の30分相当を失うと考えることができます。
なので、今回の例でいうと、30分かけて50円節約しても、30分で250円相当を失っていることになるので、50円ー250円=マイナス200円なのです。
わざわざ自分の時間を犠牲にして微々たる節約をするのは意味がないということがこの例からわかると思います。
割りに合わない節約術より、時間単価を高めるための投資をした方が結果的に豊かな生活ができる、というのが今回の趣旨です。
最後に
記事の前半のセイコーの時間白書2022では、自分が考える1時間の価値は、仕事上は約5,000円で休みは14,000円相当だと話しました。
ただ、実際の仕事の時間単価を計算すると、とてもその金額には届かないことがわかります。
しかしここで話を終えたら意味がありません。
リベ大の動画では時間単価の正しい計算方法だけでなく、時間単価の高め方も解説されています。
時間単価の高い稼げる人が家事をやっても割りに合わないので、家事代行を頼んだり時短家電を買ったりして時間を生み出す考え方が大事だということ。
また、短期的な目線ではなく長期的な時間軸で考えるのも大切だということです。
会社の残業代は給与を上げるためには欠かせない要素ですが、結局は時間の切り売りをしているだけなので、時間単価で考えると価値自体は上がっていないことになります。
それなら、単価自体を上げる方法として、残業を早めに切り上げて、空いた時間で副業をしたり転職に向けたスキルを身につける時間にしたりなど、短期的には残業代が減るけど未来の時間単価を上げることにつながる手段を選んでいくことが大事ということになります。
この考え方を持って、今の低い時間単価を、理想とする「自分にとっての1時間の価値」へ近づけていくことがより豊かな人生を送るためには正しい考え方なのではないかと思います。
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