近年ミニマリストが増えています。
では、なにをもって「ミニマリストになる」というのでしょうか。
私の考えるミニマリストの定義は「しないことを決めて幸せになること」だと思います。
個人的見解を基に考察をしてみましたので、最後までご覧いただけると幸いです。
『やめる』のマインドブロックを外そう
『やめる』というとなんとなくネガティブなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。しかしここでお伝えしたいのは、ミニマリストになって人生を好転させるために『やめる』ということです。
こちらでは、次の5つを紹介します。
- 買い物をやめる
- 満足することをやめる
- だらだら過ごすことをやめる
- ネットサーフィンをやめる
- 他人と比べることをやめる
一つずつ解説していきます。
買い物をやめる
ミニマリストはモノを持たないので、買い物をあまりしません。(生活するうえでの食料・飲み物は除きます。)
「欲しい」と思った時の物欲は「欲しい」と思った時がピークであることが多く、すぐに不用品と化してしまう可能性が高いからです。
どうしても欲しいと思ったら、一度気持ちを抑えて気持ちを持ち帰って熟考します。それでも欲しい気持ちが抑えられないのであれば購入を検討するようにすると、より有意義な選択ができるのでおすすめです。
経験を重ねることによって判断力も研ぎ澄まされていくので、新たな気付きがあるかもしれません。
満足することをやめる
新しいことを求めて新たな趣味などに取り組んだとしても、初めは刺激的でドキドキワクワクするでしょう。しかしそれも初めのうちだけ。毎日同じことの繰り返しだと、徐々に充実感が薄れていきます。
なので、自分の中で「今は満たされていないから新しい環境に身を置く」「どんどん新しいことに挑戦していつでもワクワクする」ということの限界があることを知っておくことが大事です。
この部分だけ切り取ってしまうと「人生が楽しくなくなってしまうのでは?」と思うかもしれません。
そんなときは「足るを知る」という言葉を思い出していただきたいです。
これは古代中国の思想家「老子」の言葉で、なにごとに対しても満足するという意識を持っておけば、精神的に豊かで幸せに生活できるということを指します。
物事を多面的に捉えて「日々つまらないをどうやったら楽しくできるか」というように考えられるようになると毎日が安定して幸せであることに気付きます。そして、おだやかに生活ができれば十分であることを認識しなおすことが必要なのかもしれません。
だらだら過ごすことをやめる
平日の夜、仕事から疲れて帰宅してソファーでついついだらだらしてしまいませんか?
その時間は本当に体も心も休めているのでしょうか。
「リラックスすること」と「だらだらすること」は似て非なるもので、「だらだら」には後悔がつきまとってしまいます。
疲れている時に疲労を回復させる目的であれば、温泉に行ってリラックス効果を求める方が間違いなくリフレッシュできるからです。
なにごとも効率を求めてバタバタと動き回っていると疲れてしまうことも。その時は一旦立ち止まってだらだらしてみてもいいかもしれません。
まずは「だらだらタイム」をやめることで、時間を有効に使ってみませんか?
ネットサーフィンをやめる
ネットサーフィンは本当に危険です。ベットでごろごろネットサーフィンをしていたら、「あっという間にこんな時間!」となったことは誰しも一度はあることでしょう。
人間は新しい情報に触れるとドーパミンというホルモンが分泌され、快楽を感じます。なのでどんどんやめられなくなってしまい、時間が過ぎていってしまいます。
手のひらで簡単に新たな情報に触れられる状況の現代は、情報過多の社会です。スマホから離れる時間を取り、空白の時間で心にゆとりをもちましょう。
他人と比べることをやめる
「自分は自分」ということは誰しも分かっていても、どうしても割り切れない部分があることも。しかし、他人と比べていてもなにも進みません。
他人と自分には境界線があり、自分の影響力が及ばない部分は変えられないことを再認識しておくとおだやかに生活できます。
ミニマリスト生活へのステップ
ミニマリスト生活をするうえで、いくつかのステップや思考があります。
こちらでは、以下の4つを紹介します。
- 身の回りのモノを少なくする
- 情報源を絞り、思考を軽くする
- To Doリストやタスクを減らす
- 遊びを仕事にする
一つずつ解説していきます。
身の回りのモノを少なくする
まずは身の回りのモノを最小限にとどめましょう。
例えば、
- 洋服は組み合わせを決めてセット単位で着回す
- 財布を小さくして無駄にレシートを溜めない
- 書類は電子化する
などがあげられます。
特に書類・レシートなどは溜め込みがちになってしまうので、確認したら捨てる習慣を付けておくとスッキリします。
また、外出の際にカバンを小さくして持ち運ぶものを最小化するのもいいですね。
カバンが小さいと自身にとって必要なものが研ぎ澄まされてきます。本当に必要なものだけ持ち運ぶように厳選しましょう。
情報源を絞り、思考を軽くする
ミニマリストはモノを必要最低限に絞るので、テレビを持ちません。
そのため最新情報の取得はインターネットで行います。ただし、フェイクニュースに踊らされてしまっては意味がないので、情報源の正確さには注意していただきたいです。
官公庁や自治体が発信しているようなものや新聞社が提供しているような情報源は精査されていて正確な場合が多いので、情報の提供元は確認しておきましょう。
デジタル情報を追い続けると、時間の浪費につながるので避けたいところです。特にSNSは時間泥棒なので、インターネットと接する時間帯を決めておくとよいと感じています。
そのためにはデバイスやアプリを少なくし、情報過多の現代から遠ざかることが重要です。
To Doリストやタスクを減らす
毎日のルーティンワークになっていることを減らしてみませんか?
「やることを決めておく」ではなく「やらないことを決めておく」というように、考え方の視点を変えてみましょう。そして、物事に優先順位をつけて考えてみるとスムーズに進めやすいのでおすすめです。
また、同時作業はどうしても集中力が分散してしまい、効率が悪くなってしまいます。マルチタスクを手放して、一点の作業に集中するのも脳への負担が軽くなるので最良です。
あなたにとって、最もやりたくないことはなんですか?
もし、「通勤が嫌だ」「仕事したくない」ということならば、思い切って仕事を辞めてフリーランスになってみてはいかがでしょうか。
フリーランスは、自身で仕事の裁量を決められます。なので基本的にやりたくない仕事はやらないという選択ができます。
まとめ:ミニマリスト=しないことを決めて幸せになる
私の考えるミニマリストの定義とは、「しないことを決めて幸せになること」です。
とはいえお金がないと生活ができないので、仕事をするのは必須になってしまいます。
なので、遊びを仕事にできたら最高ですよね。そのためには本気で遊び、本気で楽しいことをして、キャッシュポイント(生活費を稼ぐタイミング)を擦り合わせていくことが必要になります。
人生の主人公は自分です。
悔いのない人生を歩むために、自分の価値観を整理するためにシンプルなミニマル生活を送りましょう。