最近、ミニマリストという生き方とともに「捨て活」という言葉もあちこちでよく聞くようになりました。
物であふれた現代には、「自分にとって本当に必要な物だけを選んで生きる」というミニマリストの暮らし方に憧れを抱いている方もいらっしゃると思います。
ミニマリストを目指すには、今の所持品を厳選し、不用品を捨てたり誰かに譲ったりして手放していく必要があります。
その必要性には気付いていても、実際に物を手放す事が難しいと感じている方が多いと思います。
今回の記事を読むことで、以下の疑問を解決できます。
「捨て活って聞いたことあるけど、具体的にどういう行動を指すの?」
「そもそもミニマリストってどういう人?」
「ミニマリストはどういう捨て活をしているの?」
など、物を減らす際に知っておきたい基本的な事を解説していきます。
不用品をなかなか捨てられずに悩んでいる方や、ミニマリストに憧れる方にはぜひ参考にしていただきたい内容となっています。
ぜひ最後までお読みください。
捨てる活動=捨て活である
婚活や就活のように、物を捨てる活動にも名前がついています。
捨て活(すてかつ)。
わかりやすいですね。
ミニマリストは日々の生活の中で無意識に捨て活をしています。
自然と「物を増やさず、お気に入り以外は持ってもすぐに手放す」ことが習慣になっている方が多いです。
もちろん私もそのひとり。
飲み終わったペットボトルは、その瞬間にラベルをはがし、キャップとボトルとラベルを分別してペットボトルとプラスチックのゴミ箱にそれぞれ捨ててから他の行動に移るくらい無駄な物を持たないようにしています。
そういう価値観で生活しているので、空のペットボトルがテーブルに転がっているところを見ると、人の物でも捨てたくなります。実際、捨てる事が多いのも事実。
捨て活は「物を捨てる活動全般」のことを指す
捨て活はそのまま「物を捨てる活動」のことなので、物を捨てるために動く時間や行動を指します。
具体的には以下のような行動が該当します。
・使わなくなった書類や雑貨を燃えるゴミ用の袋に入れる
・整理されていなかった服を要る物といらない物に分けて、いらない物を手放す
・あまり使っていない家具や家電を選別し、使っていない物は処分する
などなど。
ちなみに、捨て活において重要なのは、何を捨てるかではなく「何を残すか」です。
身の回りの物をなんでもかんでも捨てれば良いというわけではなく、「自分に生活に欠かせない物は何か」「どういった物に幸せを感じるか」をまず考え、それに当てはまる物を選んでいきます。
そして必要最低限の物を選ぶことができたら、それ以外の物は不用品として処分するようになります。
まとめると、以下のような流れで捨て活を進めていくことになります。
STEP1:現状を把握する(何をどれくらい持っているのか)
STEP2:何を残すか(必要な物)を決める
STEP3:2で決めた物以外をすべて手放す(あげる・売る・捨てる)
人によっては、最初から目についた不用品を片っ端から捨てていくだけの場合もあります。
普段から不用品をためこんでいる人は、すぐにゴミ袋を用意して、とにかく目についた要らない物から捨てていくのも方法のひとつかもしれませんね。
そもそも、ミニマリストってどういう人?
一言でいえば「自分にとって本当に大切な物だけを厳選して生活している人」です。
そのため、持ち物が他の人より圧倒的に少ないことが特徴です。
ネットでミニマリストについて検索すると当たり前のように「部屋に小さな机とパソコンだけがある状態」「服は数えるくらいしか持っていないし、色は白と黒だけ」といった画像がたくさん出てきます。
これもひとつのミニマリストの姿なので間違いではありませんが、全員こういう生活をしているわけではありません。
あくまで「自分が本当に必要だと思う最少限の物だけを持つ暮らし方」なので、自分が必要だと考えていれば、もっと物が多い人もいます。
そもそも、ミニマリストは資格ではないので、自称できる自信があれば誰でも自由に名乗れます。
体重を減らすために頑張っている人がダイエッターという肩書きを名乗る感覚と同じです。
いわば、所持品のダイエッターがミニマリストのようなものですね。
基本的に、自分が気に入った物以外は持たないという生き方がミニマリストです。
それに加え、物は増やさない・すぐに手放すことも日頃から心がけています。
私の場合
ちなみに私の場合は以下のような状態です。
・服は全部で32着(内スーツ2着)スーツケースにほぼ全て収まります。
・靴は4足
・書類はほぼ電子化(契約書のみ紙で保管。ファイル1つ分)
・使っている端末はMacBookとiPadとiPhoneのみ。あとスマートウォッチとワイヤレスイヤフォン。
・ゲーム機は一切なし。テレビもなし。
・家電はスタンドライトと2Lのポットとゆでたまごスチーマーのみ。
・冷蔵庫はありますが生卵と納豆くらいしかストックがなく、その他は食品を買ってその日のうちに消費しています。
ミニマリストはどういう捨て活をしているの?
私の場合ですが、ミニマリストを目指すにあたり、以下のような捨て活をしました。
物を最少限にするまでに行った捨て活
1、紙の書類を9割電子化し、その後廃棄(iPhoneの純正メモ内のスキャン機能を活用)
2、持っている服を70着くらい捨てた(約100着→30着。すべて燃えるゴミにしました。)
3、本をすべて売却し、読みたいものは電子版で購入(電子書籍アプリKindleを導入)
4、DVD、漫画、ゲームソフト等の趣味の物はすべて売却(メルカリやリサイクルショップ)
5、文房具などの雑貨・小物は断捨離し9割廃棄(ほとんど燃えないゴミへ)
6、カバンや収納ケースなどの入れ物を厳選し、他をすべて廃棄(合計10個→2個)
7、旅行などでもらってきたパンフレットやグッズは、写真に撮るかスキャンでデータ化しすべて廃棄(最近ほとんど触れていなかったため)
8、使えずにためていた商品券はすべて換金(金券ショップへ持ち込み)
9、メモ帳やノートは必要ページだけをスキャンした後すべて廃棄し、iPadとメモアプリを導入
10、思い出として残していた機種変更前のガラケー・スマホはすべて売却(6台。初期化して買取ショップへ持ち込み)
最小限にしてから気をつけていること
もともと習慣になっていたものもありますが、以前より強く意識するようになりました。
ポイントは「持たず・もらわず・すぐ捨てる」です。
持たず
・会社には水筒を持参し、お出かけ時にはペットボトルを安く調達する(節約&荷物の最少化)
・雑巾やキッチンマット・トイレマットなど、汚れがたまるものは持たない(雑巾→キッチンペーパーやティッシュで代用する)
・欲しくて買ったけれどほとんど使わなかった物はすぐメルカリで売却する
(iPad用のキーボードを買いましたが、1回使って不便を感じたため翌日に出品しました)
もらわず
・イベントや会社でもらえるチラシやキーホルダーなどの雑貨はもらわない
(もらってしまっても、必要なければ陰ですぐ捨てるか人にあげる)
・街頭で配っているティッシュは極力もらわない(すぐに使いたい場合は別)
・人からプレゼントをもらう前、リクエストできるなら消費できるものにする(本や服ではなく食べ物にする)
すぐ捨てる
・ダイレクトメールやチラシなどの紙媒体はその日のうちにすぐ捨てる(ためない)
・箱ティッシュではなく、ポケットティッシュから使う(ストックせずにすぐ消費する)
・ドレッシングや油など、ボトルで買う物はなるべく小さいものを選ぶ(すぐ使い切れるように)
他にも日常生活で気をつけている点はありますが、挙げるとキリがなくなりそうなので割愛します。
もし、マネできそうなものがあれば実践してみてください。
無駄な物に時間と意識を邪魔されにくくなりますよ。
捨て活はミニマリストの基本
既に無駄な物を持っていないミニマリストは、ゴミ以外は捨てる物がほぼないため、どちらかというと「物を増やさないこと」を常に意識しているといえます。
本気で物を減らしたいと考えている方は、今回の要素の一部分でも良いので生活に取り入れて実践してみてください。
それではまた。
にほんブログ村