新生活

【車を売りました】新生活1日目。

転勤をきっかけに本格的にミニマリスト生活を始めた私が日々の気付きについて書き残していく今回の新生活シリーズ。

生活全般をミニマリスト思考で整えていくとどのような生活になるのか。

そして、どんなことがメリット・デメリットだと感じるのかについてお届けしていきます。

今回の内容は、自動車を手放しましたというお話です。

なぜ車を売却したのか

大きく分けて2つあります。

1、マイカーを所有し続ける必要がなくなったから

2、家計を改善したかったから

それぞれについて説明します。

1、マイカーを所有し続ける必要がなくなったから


転勤する前の場所では、家から会社まで車で通勤していましたし、週末も何かと車を使って外出していました。

ただ、転勤後は住居から会社まで歩いて通勤できる距離になり、ちょっと遠くまでの移動も公共交通機関を使えば十分可能であることが確認できたので、車を所有するのは贅沢だという考えに至りました。

言うまでもなく日本は車社会。

通勤や旅行の際に車を使用するのが当然の選択になっています。

ただ、プライベートな時だけは必ずしも車は必要ないと私は考えています。

特にひとりで行動する場合は、車を使うよりも公共交通機関の方が移動時間を有意義に使えます。
特に、スマホやパソコンが使える事が大きいです。

荷物が少ない場合、その移動のメリットはさらに増します。

家族で遠方に旅行に行く方は、車を使わない場合は新幹線や飛行機を利用されるかと思いますが、手荷物を預けたり運んだりする手間がかかるんですよね。
お子さんがいる家庭は、移動するだけで疲れてしまうということはよくあります。

その逆で、「ひとりで、手荷物が少ない」という状態ではとても楽に移動ができます。

しかも私は将来的にノマドワーカー(場所を選ばず仕事ができる立場)になることを目指していて、2022年が始まってからすぐに所持品の断捨離を始めました。

車も立派な所持品のひとつですし、前々から車の手放しについては検討していました。

今回、車を手放してもおおむね支障がないと判断したため、売却をしました。

2、家計を改善したいから

ご存じのとおり、車の購入や維持には多大な費用がかかります。
節約のためのエコドライブや外出の回数を減らすなどの行為は一見効果がありそうですが、金額にすると年間でも数千円程度にしかならない場合がほとんどです。

車を所有した状態では、車を使わない生活を心がけていても、定期的に法定点検や車検を受ける必要があるため車の維持費自体はかかり続けます。
これらを一気に解消するため、今回車を手放す決意をしました。

車を手放した影響

家計編

今まで当たり前のように車にお金をかけてきましたが、今回マイカーを売却することで維持費が一切かからなくなりました。
これは大きな家計改善になります。
では、具体的にどれくらいの改善ができるのでしょうか。
私が乗っていた車の状況をもとに、年間の維持費をざっくりと計算してみした。

年間の維持費・諸経費

車両タイプ:普通車、コンパクトカー(5ナンバー)
燃費 :約20km/L
走行距離:年間約6,000km(毎月約500km)
→燃料代:年間約48,000円(ガソリン代160円/L想定。6,000km➗20km/L✖︎160円/L。)
任意保険:約12,000円/年(ネット保険)
自動車税:年間30,500円
車検代 :年換算約70,000円(2年で140,000円と仮定。自賠責保険や諸費用含む)
スタッドレスタイヤ:年換算30,000円(4本90,000円÷耐用年数3年と仮定)
冬用ワイパーやインテリア用品など:年間約10,000円(ざっくり)

これらの合計金額だけで年間約200,500円かかります。
毎月に平均すると約17,000円の維持費や諸経費がかかっている計算になります。

今回は概算なので、頻度や距離によって異なる高速道路利用料やコインパーキング代、自分で行っていた洗車代やタイヤ交換をお店に頼んだ場合の料金などは考慮していません。

※参考にしたサイト:https://keisan.casio.jp/exec/system/1560476704#

keisan(生活や実務に役立つサイト)


今回、車を手放したことで少なくとも毎月17,000円ほどの節約ができた計算になります。
(考慮されていない諸費用も含めるともっと高いと思います。)

今後は徒歩では非効率な移動はすべてお金をかけて公共交通機関やタクシーを利用することになりますが、それらの交通費を毎月17,000円以内に抑えられれば家計が改善できることになります。

また、車両購入費用ー売却費用=約600,000円(車本体に払った実際の負担額)だったので、17,000円で割るとおよそ36ヶ月分。
つまり3年で元が取れるという計算も一応できます。
まったく乗り物に乗らずに3年過ごすということは現実的ではないのですが、考え方としては覚えておきたいですね。

環境編

事故を起こすリスクがゼロに!

プライベート上では自分で車を運転する機会がなくなったため、少なくとも事故の加害者になるリスクは0になりました。

一人の人が一生に起こす事故の確率は0.5%前後などど言われていますが、一回でも他人を巻き込んだ事故を起こしてしまうと、その賠償額は一生かけても払いきれない金額になってしまうリスクがあります。
人生を棒に振らないために自賠責保険と任意保険に加入していたわけですが、今回でその心配は一切なくなったわけです。

ほとんど起こらないような事とはいえ、プライベートにおいてまったく考えなくて良い状態になったのは心理的に小さくない変化だと思っています。

※仕事上では車を運転するため、あくまでプライベート上での話です。

緊急時の移動手段が他力本願になった

電車やバスが動いていない夜中の時間帯や、大荒れの天気の時に急いで移動しなければならなくなった際には困ることが予想されます。
移動に関する最大の影響としては、突発的にすばやく移動することができなくなったという事です。
ただ、今までの環境を考えると、そういった場面に遭遇するのは数ヶ月に1回あるかどうかなので、そのためにマイカーを所有し続けるのは明らかに非効率です。

「移動する個室」がなくなった

マイカーの売却は私にとっては改善点が多くとても喜ばしい出来事です。
しかし、移動中にラジオなどの音楽が聴けていた事や、好きな時に好きな場所まで移動できる機動力と車内の自由度は自動車ならではの特徴のため、これらができなくなったという点では少し残念な要素ではあります。

地球環境に少しやさしくなった?

自動車は動くたびに二酸化炭素を排出する機械ですから、乗らない機会が増える事で地球温暖化の防止に微力ながら貢献しているともいえます。
ただし、廃車ではなく売却のため、私が売った車はいずれ誰かが乗ることになるでしょう。
結果的に車が稼働する台数が変わるわけではないためこの点に関しては少し疑問が残ります。
その代わりに、私が公共交通機関を使うようになる事で、地域を支える交通インフラが少し潤うことになります。
そういう意味では地球というより地への貢献度の方が高いといえそうです。

車を高く売る方法

これから自動車を手放そうと考えている方へむけて、少しでも高く売るための方法をご紹介します。

まずは相場を知るべし

自動車の年式や走行距離によって買取価格は変わってくるので、まずはネットで相場を知っておくことが大事です。
その相場と実際の査定額を比べて、安い値段をつけられていないかを確認しましょう。
車両の車種や状態によっては相場よりも高く値段がつく場合があります。

「自動車 相場」で検索すれば、たいていどのサイトでも欲しい情報は得られます。

ちなみに、買換(かいかえ)よりも買取の方が査定額が高くなる傾向があります。

買換=今の車を売り、別な車を買う事

買取=今の車を売るだけ

買換の場合は、移動手段を失わないために新しい車がきてから今の車を引き取ってもらう事が多いと思います。

そのため、新しい車が納車される時期が遅れると今の車を引き取ってもらう時期も遅れるので、査定から引き取りまでの時期が空きすぎてしまうおそれがあります。

買取業社の都合で、査定〜引き取りまでの期間がだいたい1ヶ月を超えてしまうと査定額が下がるらしいです。
そのため、車の納車の影響を受けない買取の方が高い価格で査定してもらいやすいとのことです。

売るタイミングはなるべく早くか、1〜2月にする

基本的にはなるべく早い方が良いです。
単純に、走行距離がのびるほど査定額が下がるからです。

また、毎年1〜2月は売却の絶好のタイミングと言われています。
なぜなら、中古車は春によく売れるからです。

3〜4月は主に新生活を始める社会人が中古車を買うために需要が高まります。
新車は高いため、たいていは中古車が先に検索されます。

販売業社はなるべく在庫を多く用意しておこうと、買取を強化する傾向にあります。

1〜2月に買取を依頼すれば、なるべく多くの車を確保しておきたい業社からすればありがたいわけですから、買取を成立させるために相場より高めの価格を提示してもらえる可能性も高まります。

ただし、タイミングを逃したからといって次の年の1〜2月まで待つのはまったくおすすめしません。
乗り続けると走行距離がのびる上、物損事故を起こすと査定額が下がるリスクがあるからです。

なので、思い立ったその日のうちに相場を調べ、なるべく早く売却手段と時期を決めましょう。

一括査定がすごくおすすめ

一括査定とは、複数の買取業社に同じ車を査定してもらい、価格の相見積もりを取る事です。

私が今回経験した査定では4社に同時査定に来ていただきましたが、一番高い価格と低い価格の差が50万円もありました。
当然、一番高い査定を出した会社と契約しました。

そもそも、一括査定という方法をとらずに複数の会社に個別に買取依頼していたら、電話やメールのやりとりだけでなく、価格の比較や交渉をすることがかなりの手間になっていたはずです。

そういう手間の削減という意味では、一括査定での相見積もりはすごくおすすめです。

ちなみに私が利用したのは「カーセンサー」https://kaitori.carsensor.net/

というサイトでした。

私の仕事の隙間時間で調べていたため、あまりこだわらずに査定依頼だけでも出しておこうと思って申し込みをしたら、決定ボタンを押した直後にすぐ買取会社から電話がかかってきて驚きました。

なので、もし一括査定を考えている方がいらっしゃいましたら、申込直後は電話を受けられる状態にしておくことがおすすめです。(実車の査定の日程調整を求められるからです)

また、同じタイミングで複数の会社に査定に来てもらうようにしましょう。

別な日に分けていろんな会社に査定に来てもらうようでは対応の手間がかかりますし、何より価格が決定するまでに何日もかかってしまいます。

かかってきた電話すべてに対して同じ日時で査定を依頼することで、査定当日は2時間程度で価格が決定し、その場で契約まで可能になります。

会社によって手続き方法は異なると思いますが、だいたいは担当者がその場でタブレットで契約書を作成してくれるはずです。
そうでなくても契約書類などは持っているはずですので、こちらの準備ができていれば何も問題なく手続きできると思います。

ちなみに、査定当日は車検証はダッシュボードに入れておくか、車内に置いておきましょう。
査定員が必ず確認するものなので。

オークション方式という依頼方法もある

複数の会社に査定に来てもらうのではなく、買取業社間で入札をしてもらい、一番高い査定額を出した会社と買い取り交渉をするオークション方式という方法もあります。

こちらは私は利用しませんでしたが、買取業社との連絡をなるべく少なくしたい方にはおすすめの方法といえそうです。

先ほど紹介したカーセンサーでは、一括査定かオークションのどちらかの方法で依頼することができます。

どちらにしてもいえることは、業者間での競争が起こり高い価格で買い取ってもらえる可能性が高まるということです。

それぞれの特徴をよく理解して、あなたにとって納得のいく方法で買取を依頼しましょう。

まとめ

今回の記事では、私が車を手放した理由から手放した方法について以下のように書きました。

・車を手放した理由は、必要なくなったから&家計を改善したかったから
・車を手放したことにより毎月17,000円程度の節約ができるが、突発的な移動には対処しづらくなった
・車を売る際はなるべく早く行動すべき
・一括査定とオークションがあるが、どちらも査定額が高くなる方法である

いかがでしたでしょうか。

これらの情報があなたにとっての新たな気付きのきっかけになれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!



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