新生活

【洗濯機VSコインランドリー】新生活2日目。

単身赴任をきっかけに本格的にミニマリスト生活を始めた私が日々の気付きについて書き残していく今回の新生活シリーズ。

「冷蔵庫・洗濯機・掃除機なし」の状況でどうやって生活しているのか、そして、どんなことがメリット・デメリットなのかについてお届けしていきます。

今回の内容は、洗濯機を所有することとコインランドリーを利用するのはどちらが良いのか?というお話です。

この記事を読むことで、普段何気なく使っている洗濯機の意外なデメリットや、コインランドリーの画期的な利用方法について知ることができます。

また、後半ではミニマリスト的コインランドリー活用術もご紹介します。

どこかひとつでもみなさんの気付きのきっかけになったり、生活に役立てたいと思う情報があれば幸いです。

洗濯機VSコインランドリーの考え方

洗濯機を所有し自分で洗濯することと、コインランドリーだけを頼りに定期的に通うこと、どちらの生活が良いのかということについて私なりに考えていきます。

ちなみに、あなたはどちらの生活が良いと思いますか?

「そりゃぁ、洗濯機を持っているほうがすぐに洗濯できるし色々とお得でしょ?」

「毎回コインランドリーを使っていたら、自分で洗濯機を持つよりお金がかかるじゃん!」

こういった考えの方が多いと思います。

私もこのミニマリスト生活を決意するまでは同じようなことを考えていました。

ただ、生活全般を見直すにあたっては単純に費用のことだけを考えるのではなく、移動や作業にかかる時間、個人の生活習慣なども考慮した上で総合的に判断することが重要ではないかと思います。

「木を見て森を見ず」という言葉があるように、費用という一部分の点についてだけ注目して考えていると全体的な特徴や問題について気付くことができない気がします。

とはいえ、あまり細かいことまで考えすぎてもキリがないので、些細な点は各自の価値観によって判断が分かれるものだと思います。

私のブログでは、比較するものについてはざっくりとした部分だけに絞って紹介していきます。

洗濯機を所有するメリット・デメリット

みなさんの家庭には必ずといっていいほどある洗濯機。

1950年代頃には、白黒テレビ、冷蔵庫と合わせて「三種の神器」とまで言われた家電のひとつです。

70年も前の話とはいえ、私たちの生活に大きな影響を与えた革新的な家電であることは今でも変わりありません。

単純に「無いと不便だ」と感じるものですからね。

言うまでも無いことですが、自分で手洗いする手間を機械が代わりに行なってくれるので大変便利ですよね。

では、ここまで当たり前のように普及した洗濯機のメリットやデメリットについてどこまで認識されているでしょうか。

以下でまとめていますので、今一度確認してみてください。

洗濯機を所有することのメリット

1、コインランドリーと比較して1回あたりの費用が安く抑えられる
(金銭的な比較については後述します)

2、好きなタイミングで洗濯できる
(近所迷惑にならない時間帯に限る)

3、洗剤や柔軟剤を自分好みのものにできる
(香りや服を長持ちさせる点においてのメリット)

洗濯機を所有する最大のメリットはやはりサイクルコストではないでしょうか。

日常的に洗濯物が大量にたまる家庭では、洗濯機は欠かせない家事アイテムとなっていることでしょう。

また、たくさんの種類がある洗剤や柔軟剤を自分好みにチョイスすることで、乾いた後の洗濯物の香りに癒されたり、服への愛着が増したりすることも自宅での洗濯のメリットといえます。
何事にも共通しますが、手間をかけたものほど自分の愛着がわきやすいというものです。
汚れた服が綺麗になり、その上すてきな香りまで追加されたら気分は良いですよね。

では、逆にデメリットについてはどうでしょうか。

洗濯機を所有することのデメリット

1、乾燥機がない場合は、毎回自分で洗濯物を干すための時間や場所が必要

2、洗剤や洗濯バサミなど、洗濯〜乾燥の作業における道具の調達・買い替えの費用がかかる

3、故障した際の買い替えの手間や一時的にコインランドリーを利用する臨時コストが発生する


毎日のように洗濯をしている方にとっては、もしかしたらこれらの点についてはデメリットとは感じていないかもしれません。
ただ、家電0の状態から生活をスタートさせるタイミングでは、これらの点は大きなデメリットと考えられます。
なぜなら、せっかく初期費用をかけて洗濯機や物干し用具一式を買っても、住む部屋のベランダの広さや屋内で家具が占める面積によっては洗濯物を干すスペースが十分に確保できなかったり、悪天候の日には洗濯物がなかなか乾かず、生乾きで嫌なにおいが発生してしまうおそれもあるためです。
また、長期的にはサイクルコストが安く抑えられるように思える洗濯機も、故障するリスクは常に抱えています。
さらに、洗濯槽のカビなども徐々に発生し、キレイに見える洗濯物も実は汚れが残っていたりと、維持・管理していく上で起こりうるさまざまなリスクを自分で背負うことになります。

それでは、対極に位置する「自分で所有しない」というコインランドリー生活ではどういったことが考えられるでしょうか。

コインランドリーに通うことのメリット

1、洗濯と乾燥ができるため、衣類が乾いた状態で退店できる
(物干しの手間がかからない)

2、洗剤や物干し用具を調達・買い替えするコストがかからない
(洗濯機を所有しておらず、乾燥もコインランドリーで済ませる場合に限る)

3、洗濯・乾燥の待ち時間を別な行動に充てられる
(買い物や食事など、時間の有効活用ができる)

洗濯機を日常的に使用している方は、梅雨の時期以外はあまり意識しない設備かと思います。


余談ですが、外を歩いていて、コインランドリーの脇を通ったときに漂ってくる柔軟剤のいい香りが私はかなり好きです。

コインランドリーに通うことのデメリット

1、洗濯・乾燥のたびに費用がかかり、出費がかさむ

2、お店まで洗濯物を運ぶ時間、持ち帰る手間がかかる

3、店内が混雑している時は希望通りの機械が使用ができない可能性がある

洗濯・乾燥が行える代金として費用がかかるのは当然ですよね。
ただ、毎回利用していると洗濯機を所有しているよりも出費が大きくなってしまうのは容易に想像できるかと思います。
長期間になるほどその差は大きくなっていきます。

別なデメリットとしては「洗濯物が他人から見られる、盗まれるおそれがある」という点も忘れてはいけません。
不特定多数のお客さまが利用するお店ですし、洗濯機と乾燥機に洗濯物を出し入れする際はどうしても衣類が見えてしまいます。
男性よりも女性の方がこの点に関しては敏感になる部分かと思います。
しかも、無人になる場合のあるコインランドリーでは、監視カメラがあるにも関わらず盗難などといったトラブルも起こり得ることを考えると、決して安心安全な環境だとはいえない地域もあるかもしれません。
そういったさまざまなリスクを承知の上で利用することが前提であるといえます。

使いたい時に使えない!を回避する便利なサイト「LANDRICH(ランドリッチ)」



梅雨の時期は特に乾燥機の使用でコインランドリーの利用を考える方が多いと思います。
「せっかく大量の洗濯物を持ってきたけれど、機械がすべて稼働していて使えない」という残念な展開も起こりやすくなります。
コインランドリーに依存している私からすると、今後起こりうるリスクとして覚悟しておかなければならない点だと思っています。

ただ、今はそういった渋滞トラブルを避けられるありがたいツールがあります。
「LANDRICH(ランドリッチ)」というコインランドリー総合サイトでは、お店ごとに設置されている洗濯機・乾燥機の稼働状況をリアルタイムに把握できる「稼働状況チェック」というサービスがかなり便利です。
同じ系列の店舗のみの機能ですが、出かける前にこれをチェックしておけば、混雑する時間帯を避けて快適にコインランドリーを利用することができます。

私の住む地域にも対応しているので、これを活用して効率よく洗濯〜乾燥をしていきたいと思っています。

コインランドリー総合サイト:LANDRICH(ランドリッチ)
https://www.coin-laundry.co.jp/

ページ右側の「コインランドリー検索はこちら」から、地域の店舗の所在地が確認できます。

費用面での比較

両者を比べる際に一番気になるところは、やはり費用ですよね。

実際に両者を比べるとどれくらいの差が出るのか。

ざっくりですが表にまとめました。

1年目洗濯機(A)コインランドリー(B)差額(A-B)
初期費用28,000円(本体、洗剤、物干用具等)0円
週(1回)30円(水道+電気代)400円(洗濯+乾燥)
月(4回)120円1,600円
年(48回)1,440円19,200円
合計29,440円(初期費用+48回分)19,200円10,240円

・洗濯機本体…25,000円(ひとり暮らし用5kg縦型洗濯機のおおよその相場)
・洗剤、物干用具等…3,000円(液体洗剤500円×2本(年間使用本数)+柔軟剤500円×2本(同)+物干しハンガー800円+洗濯バサミ200円)
・水道+電気代…30円(洗濯機の1回あたりの稼働に必要な費用)
・洗濯…小型洗濯機(5kg)200円/回(200円/31分×1回使用)
・乾燥…乾燥機(7kg)200円(100円/10分×2回使用)

1年間の比較では、洗濯機を買って使用する場合の方がおよそ1万円多い出費となります。

一見、「コインランドリーの方が節約になるじゃないか!」と思うかもしれませんが、2年目、3年目と長期間に渡って使い続けた場合はどうなるでしょうか。

2年目洗濯機(A)コインランドリー(B)差額(A-B)
週(1回)30円400円▲370円
月(4回)120円1,600円▲1,480円
年(48回)1,440円19,200円▲17,760円
2年目累計30,880円38,400円▲7,520円

1年目と同じペースでそれぞれ洗濯をしていった結果、2年目では逆にコインランドリーの方が累計で7,520円多く出費しています。

3年目洗濯機(A)コインランドリー(B)差額(A-B)
年間1,440円19,200円▲17,760円
3年目累計32,320円57,600円▲25,280円

3年目ではその差がさらに広がり、2万5千円ほどコンランドリーの方が多く出費することになります。

あくまで一定の条件のもとざっくりと計算した場合なので、洗濯回数によっては差額は増減します。

この比較から言えることは「期間が長くなるほど洗濯機の方が費用面で節約になる」ということです。

計算上では、1年間の稼働にかかる費用は洗濯機はおよそ1,500円なのに対し、コンランドリーの利用料はおよそ20,000円。その差はなんと10倍以上。
初期費用となる洗濯機を友人や知り合いから譲り受けた場合は最初から得をしているようなものです。

所要時間での比較

費用面では圧倒的に洗濯機の方が節約に向いている事がわかりました。
では、時間の比較ではどちらが効率的でしょうか。
洗濯〜収納(服を畳む)までの一連の作業にかかる時間を比較してみました。

前提条件:
①一人暮らし
②洗濯頻度は週に1回
③家からコインランドリーまでの距離は徒歩で片道5分(往復10分)と仮定

1回あたり洗濯機(A)コンランドリー(B)比較(A-B)
移動0分(家の中での移動のみ)5分(家→コインランドリー)
洗濯40分(洗濯〜脱水)33分(準備3分→稼働30分)
移し替え0分(全自動)2分(洗濯機→乾燥機)
乾燥10分(物干し作業)20分(乾燥機10分×2回稼働)
収納10分(乾燥後に畳む)10分(乾燥機から出して畳む)
移動0分5分(コインランドリー→家)
合計60分75分▲15分

1回あたりの作業では、洗濯機を使って自宅で洗濯する方が15分早く完了できます。

1週間で15分の差ですので、1ヶ月(4回分)では60分。
つまり、コインランドリーを使うと自宅で洗濯するより1ヶ月あたり1時間長く作業時間がかかる計算になります。

しかも、コインランドリーはたいてい屋外にあるため、「洗濯機に入れる・乾燥機に移す・乾燥機から出して畳む」の工程のたびに毎回お店と家を往復していては移動の手間ばかりかかってしまいます。
代わりに店内で待機するには、あらかじめ時間をつぶしておける用事を準備しておく必要があります。
洗濯30分と乾燥20分の合計50分くらいならスマホひとつでなんとか乗り切れそうな気もしますが、次の章ではミニマリスト流の活用術をお伝えします。

ミニマリスト流コインランドリー活用術

一般的な内容だけでは味気ないので、私なりの考察としてミニマリスト的活用術をお伝えいたします。

洗濯機を持たず、コインランドリー通い一択の私がとる行動とはどういうものか。

ずばり、コインランドリーをブログ執筆の作業場所にする方法です。
最初から「コインランドリーに行く=洗濯をしながらブログを書きに行く」という流れを習慣化してしまいます。
(余談ですが、この記事の一部もコインランドリーの待ち時間で書きました。)


ブログを書いているうちに洗濯と乾燥が完了していると考えれば、カフェに行ってブログを書くよりも効率的ですよね。
別な言い方をするならば、カフェ代をコンランドリー代に変えたようなものです。
どちらも「家の外でブログを書く」という行動自体に変わりはありません。

物の厳選だけでなく、自分が本当にやりたい事も厳選しているミニマリストだからこそ、洗濯の待ち時間すらも無駄なく過ごしたいと考えます。

コインランドリーが混雑する時間帯などに当たってしまった場合は、座ってパソコンが開けなかったり、画面の覗き見をされたりなどのリスクはあります。

それでも、洗濯機や物干しハンガーや洗濯バサミなどを所有して身軽さから遠ざかるよりは妥協できる選択だと思っています。

まとめ

洗濯機とコインランドリーの比較はいかがでしたでしょうか。

「洗濯機は所有して当たり前」と考えていた方も、コインランドリーと比較して具体的にどれほど節約になっているのかの目安を知ることはできたのではないかと思います。

今回の内容をまとめると以下のようになります。

・自宅で洗濯をする方が長期的に見ると節約になる

・作業時間は自分で洗濯する場合もコインランドリーを利用する場合もさほど変わらない
※家からの距離にもよる

・コインランドリーの待ち時間はブログを書いて有効活用すべし

これらの内容があなたの新たな発見や行動のきっかけになれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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